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『40代終活』の専門家。飯塚浩司です。ご覧いただきありがとうございます。
私が発信する終活は人生における目標達成のためのもの。前職の営業マン時代に20数年かけて叩き込まれた、ビジネスで結果を出すためのプロセスが考え方の大元にあります。
40代に差し掛かる頃には、ビジネスも個人だけでなくチームの実績にも責任を負う立場になる頃です。責任が増えれば費やす時間も増えます。
「人は時間やお金といったあらゆる資源を、あればあるだけ使ってしまう」と言われてますので(パーキンソンの法則)、きちんと意識しないと時間はいくらあっても足りません。
そこで、この記事では仕事を効率的に進めるために参考になった本を紹介させていただきます。
ザ・ゴール
TOC(Theory Of Constraints )日本語で【制約理論】に基づいた、業務プロセスの最適化について書かれた本です。
問題点を指すことに使われる『ボトルネック』という言葉はこの本が発祥だったと思います。
ざっくり制約理論を言い表すと
制約理論とは
- 目標(ゴール)をきちんと定義し
- 全体の能力の限界を決めてしまう制約(ボトルネック)を見つけて
- 制約部分の能力を起点にプロセス全体の生産性を効率化していく
といった考えのことです。
工場が舞台にはなっていますが、ビジネス全般に応用できる考え方だと思っています。
ゴールを明確にして問題点を明らかにし、それぞれのプロセスではなくプロセス全体を最適化する。本編中のゴールは企業が利益を上げること、制約条件は生産能力の低い機械でしたが、ビジネスにも時間や予算などの制約があると思います。
制約のある中で最大限の成果を得るための手法として、この全体最適の考え方はかなり使えると思います。
メーカーの工場長である主人公が、工場を再建していくストーリーが読み物としても面白いです。厚い本ですが、比較的すぐに読めると思います。
エッセンシャル思考
副題にもあるとおり、最少の時間で成果を最大にする考え方について書かれた本
最少の時間で成果を最大にするために
エッセンシャル思考
- 大事なこと(達成したときの成果が大きい物)を見極める方法
- 大事なことに集中するために大事で無いことを捨てる方法
- 成果を上げるための行動を習慣化する方法
が書かれています。
「より多くのことをすれば成果につながる」といったような考え方をしてしまいがちですが、成果に対しどれだけのことをすればいいかという「逆算」の考え方が書かれています。
具体的な事例も多く「エッセンシャル思考」を体現し習慣化する方法についても詳しく書かれていますので、仕事が増えがちな40代の実用書として優れていると思います。
7つの習慣
全世界で4000万部も売れた言わずと知れたベストセラー 書籍。「win-win」 の言葉で有名です。
過去に読んだ全ジャンルの本の中でも、3本の指に確実に入る良書です。40代向け終活の考え方の基礎にもなっています。
1~3章までの私的成功のパートでは、目標設定からの『逆算』で大事なこと(成果へのインパクトの大きいこと)を明確にしてから行動することが大切だという考えに基づき、その方法が書かれています。
さらに4~6章は公的成功のパートとして、相手と良い関係性を構築する事で行動の成果にレバレッジをかける方法が書かれています。得意先との関係で良く使われる『Win-Win』という言葉は、この本の第4章が発祥です。
さらに第7章では、自己投資の重要性まで書かれています。
自己啓発本としてとらえられがちな本ですが、時間の配分や管理の仕方を考えるのにも有用な本だと思います。
人生やビジネスで成功するための考え方が7つのステップに分けて書かれているのですが、自分の人生を考えるのには1~3章までの私的成功のパートがお勧めです。
7つの習慣
- 第1の習慣 主体的である ⇒自責で考える
- 第2の習慣 終わりを思い描くことから始める ⇒納期を決める
- 第3の習慣 最優先事項を優先する ⇒大事なことを明確にして実行する
自分が結果に影響を及ぼせる「影響の輪」に集中し、人のせいにしないというのは大前提です。その上で、納期をきちんと設定して、その時間枠で目標が達成できるように達成へのインパクトの強いことから実施していく。この考え方は人生でもビジネスでも同じだと思います。
私は似たような本を色々読みながら、共通して書かれていることで重要度を確認するようにしています。なので読んだ本はすぐに売ってしまい、同じ本を繰り返し読むことは少ないのですが「7つの習慣」は手元に置いて何度も読んだ数少ない本の1冊です
ワークシフト
ライフプランやキャリアプランに関する本として、「人生100年時代」をどう生きていくかについて同著者が書いた、「ライフシフト」が話題に上ることが多いですが、私にはこちらの本の方がこれからの人生を考えるのに参考になりました。
ライフスタイルや技術の進化により働く環境も大きく変わる。流されるまま悲しい未来を迎えないように準備しましょう。
というのが大枠の本の趣旨です。
2012年に発売された本で2025年の未来を予測して書かれていますが、その中の未来のシナリオにアバターとしてオンラインで3分刻みで予定が入り働き続ける人が書かれています。ここ何年かのオンラインや仮想空間の進化を見ると、このシナリオがとても現実的なものに思えてきます。
ワークシフト
- 技術革新やグローバル化が進む中、従来の働き方では生き残れない時代が到来する
- 個人のスキルや柔軟性が重要になり、複数のキャリアを築く「ポートフォリオ型働き方」が求められる
- 自分の時間管理を徹底し、仕事とプライベートのバランスを取る力が必須となる。
40代は社会的責任の重い世代。鬱になってしまったり自殺をしてしまったりする比率の高い年齢層でもありますから、働き方は自分でコントロールするべきです。無思考のまま世の流れに乗っていると、この「3分刻みで24時間働き続ける」未来のシナリオにはまってしまうかもしれません。
これからの仕事に向き合う参考になる1冊です。
チーズはどこへ消えた?
変化に対応し、新しい行動を起こすことの大切さを書いた本。
ネズミと小人がそれぞれチーズを迷路で探すという物語ですが、この本でチーズは財産とか成功といったものを象徴しています。手に入れたあと、消費してなくなったチーズに対し、素直に次のチーズを探しに行くネズミと、チーズが無くなった事を受け入れられずにその場から離れられない小人・・・。
40代あたりだと、今までに培ってきた経験からすでに実績や地位をお築きの方もいらっしゃるでしょう。
それらが「チーズ」だったとしたら
チーズはどこへ消えた
- 新鮮で味は落ちていないか?
- この先も食べて行けるだけの十分な量が残っているか?
- すでにそこにチーズは無いのに、お腹を空かせてまでそこにしがみついていないか?
我が身に置き換えて考えてしまう一冊です。
この本はとても短くてすぐ読めますので、その点でもおすすめです。
40代だからこそ『引き算』を
今回紹介した5冊は、いづれも目標に向かう行動を成果に焦点を合わせて考えています。
現在オーバーワークになっているようなら、まず現在の行動を成果に焦点をあわせて考えてみて下さい。さらに目標達成のための時間(納期)という制約条件をつけてみてください。 そうすると必然的にこれからの行動は、足し算ではなく『引き算』になるはずです。
この『引き算』の考え方は、経験を積み上げてきた40代だからこそ有効な考え方です。
なぜなら重要なことを選択する目が培われているからです。今回紹介した本を、経験の浅い新人さんがマニュアル本として使うのはむずかしいと思います(むしろ危険だとすら思っています)。
「ザ・ゴール」に出てきた TOCなどの問題解決(目標達成)の手法でも、問題や解決方法を考える時に「経験」や「勘」は有用だと考えています(「度胸」を加えてKKDなんて言われてます)。
読書をすることは『足し算』かもしれませんが、数時間の投資で今後の仕事にかかる時間が大きく改善されるかもしれません。興味がありましたら、是非読んでみてください。
キャリアの折り返しに現状把握を
社会人になって20年ほどが経つ40代の皆様は、仕事でも人生におけることでも日常に起こることは大体経験してきたと思います。だから日々起こることへの対応に大きく感情を揺さぶられることの無い、「自動運転」のような状態になっていたりはしないでしょうか?
現状に満足している方も、不安や不満を抱えている方も、今まで過ごしてきた人生と同じぐらいの時間がまだ残っています。
体力的にもまだ、選択肢がいろいろあろうかと思います。
無思考のまま周囲に流されて、望まない人生を送らぬよう、未来への指針としてまずは現状把握を!
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