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『40代向け終活』の専門家、飯塚浩司です。ご覧いただきありがとうございます。
何かと忙しい40代。仕事、家庭、地域や趣味のコミュニティ活動などでやることが多すぎて、時間が足りないと感じていませんか?
私自身はタイムマネジメントのために、業務改善のフレームワークとして使われる【ECRS(イクルス)】を意識するようにしています。
この記事では、ECRSの考え方を活用した「業務」と「思考」の整理術をお伝えします。
ECRSとは?
ECRS(イクルス)は、20世紀半ばのアメリカで生まれた、工場などの生産性向上のための業務改善手法です。その名前は以下の4つの英単語の頭文字を取ったものです。
ECRS
- Eliminate(排除): 必要のないことを取り除く
- Combine(結合): 複数の作業を統合する
- Rearrange(交換): 作業の順番や配置を見直す
- Simplify(簡素化): 作業を単純化する
元々は工場の「ムダ取り」から始まりましたが、現在では営業やサービス業、さらには個人の時間管理術にも広く応用されています。
私自身も前職のメーカー営業マン時代に、超過勤務削減のためのタイムマネジメントや業務改善のプロジェクトなどでこの考え方を活用していました。個人事業主となった今でも、時間管理のために日常的に利用しています。
ECRSの単語は、改善効果の高い順番で並んでいますので【E → C → R → S】 の順で実践していくと、より効果的です。
ECRSを活用した思考の整理術
それぞれの要素に分けて、具体的な活用例を見ていきます。
1. Eliminate(排除)
やめても問題がないことや、効果が感じられない慣例を見直します。
「昔からそうだから」「お金を払ってしまったから」続けているようなことは、その行動から得られる「効果」に重点を置くようにし、やめることで生まれる「余白」と比較しながら検討してみると良いでしょう。
2. Combine(結合と分離)
似たような作業や、両立可能な行動をまとめて効率化します。
似たようなことに「毎回労力をかけない」、かけた労力は「1粒で2度おいしい」状態にできないか積極的に考えてみましょう。
3. Rearrange(入替えと代替)
作業の順序やツールの配置を見直して効率を高めます。
「作業が滞る所がないか?」「作業の効率が下がる所はどこか?」に注目し、柔軟な発想で新しい順序や場所を試してみましょう。
4. Simplify(簡素化)
自動化や定型化など、作業の手間を省く工夫を行います。
自動化やルーチン化で、作業をより簡単にできる方法を探りましょう。作業を単純化すると思考の負担を減らすこともでき、重要な作業に対する集中力も向上します。
「楽をしたい」は悪いことではない
「努力が美徳」「怠けは悪」という考え方を否定はしませんが、私たちがより重視すべきは結果や目的です。
たとえば、長時間働く営業マンより、効率よく成果を出している営業マンが評価されるのが現代の働き方。
ロバート・キヨサキ氏の「キャッシュフロークワドラント」の中に感銘を受けた『井戸の話』があります。
隣町の井戸から自分達の町までたくさん水を運ぶ方法として
『体を一生懸命使い、水桶を担いで水を運ぶのか?』
それとも
『頭を使い知恵を巡らせて、水道を作るのか?』
どちらが便利で豊かになるかを考えれば、「楽をするための努力」が重要だと気づくはずです。
「楽をしたい」という気持ちは、改善の推進力になります。
私たちが日常的に使っている洗濯機や自動車も、開発の背景には『もっと楽をしたい』という人間のニーズがあったからこそ、発展してきました。
「楽をするための努力」を積極的に取り入れ、時間と労力をより重要なことに使いましょう。
エンディングノートでライフプランのECRSを
ECRSの考え方は、日々の仕事だけでなく人生全般に応用できます。
ECRSを意識したライフプランの再考には「エンディングノート」がおすすめです。エンディングノートを書くことで、「モノ」と「ココロ」の無駄が「見える化」し、仕事や人生についての優先順位が明確になります。
忙しい40代、エンディングノートでECRSの検討をすると同時に、自分のキャリアやライフプランを見直してみてはいかがでしょう?
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