終活アイテムのエンディングノートが、家族のためだけでなく、自分の未来をデザインするための重要なツールだという事を示唆した画像

『40代終活』の専門家。飯塚浩司です。ご覧いただきありがとうございます。

40代でエンディングノートと聞くと、「まだ早いのでは?」と思う方も多いかもしれません。ですが、実は人生の折り返しにいる40代だからこそ始めるべき理由がたくさんあります。エンディングノートは家族のためだけでなく、自分の未来をデザインするための重要なツールです。本記事では、40代の終活の必要性とエンディングノートがもたらすメリットについて解説します。

40代という世代特有の問題

家庭でも職場でも責任を抱えた団塊ジュニア世代という少子高齢の転換点にいる世代を表す40という文字がノートに大きく書かれている

40代は、家庭でも職場でも責任を抱えた世代です。また、現在の40代あたりの世代は団塊ジュニア世代という少子高齢の転換点にいる世代だったりもします。40代という世代特有の課題は以下の様な感じでしょうか

世代特有の問題

  1. 長い期間の家族への影響
    40代は子どもの学費や生活費がばだ長期間必要だというケースが多いと思います。万が一のことがあった場合、家族は金銭的にも精神的にも大きな負担を抱えることになります。また、再就職や再婚といったリスタートのハードルは高くなっており、家族が不安定な状況に陥るリスクが大きいのも40代特有の課題です。
  2. 老後資金への不安
    老後2,000万円問題などが叫ばれる中、段階ジュニアと言われる40代は少子高齢の人口階層の影響を強く受けているため、公的年金を充分に受給できるか不透明な状況にあります。
  3. マルチステージのライフプランの必要性
    現在の40代は、リスキリングという言葉が表すように、新卒までの学歴とこれまでの社会人経験だけで定年までキャリアを維持していくことが難しい世代です。キャリアを再構築しながら、人生を複数のステージで捉える必要があります。

エンディングノートを40代で書いておくことは、これらの世代特有の課題を解決し、より良い未来を築く手助けとなります。

エンディングノートとは?

家族のためだけでなく、自分の未来をデザインするための重要なツールである終活アイテムのエンディングノートを表すイラストと文字

エンディングノートは老後の「死に支度」に使われるものと思ってらっしゃる方が多いですが、その目的を理解すると40代にこそ必要である言えると思います。

エンディングノートの目的

  1. ご自身が亡くなったり、病気などで判断ができないような状況に陥った際に、残された家族が 困らないようにすること。
  2. 人生の最後を意識することで、残されたこれからの人生を自分らしく有意義に生きること。

エンディングノートはいわば「モノ」と「ココロ」の現状把握の道具です。40代でエンディングノートを書いておくことで世代特有の問題を解決できる可能性が高まります。

45歳までにエンディングノートを書くべき3つの理由

3本指とreasonという文字でエンディングノートが家族のためだけでなく、自分の未来をデザインするための重要なツールである理由を

40代でエンディングノートを書いておくことのメリットは以下の様な感じです。

エンディングノートの目的

  1. 家族の負担を軽減する具体的な準備ができる
    • エンディングノートを作成することで、家族に必要な情報をしっかりと残しておけます。例えば、資産状況や保険の情報、医療や介護に関する希望などをまとめることで、万が一のときの混乱を防ぎます。特に教育費や生活費が長期間必要な子どものいる家庭では、この備えが家族の安定に大きく貢献します。
  2. 将来の金銭的不安を解消できる
    • エンディングノートを書く過程で、自分の資産や収支を把握することができます。これにより、老後資金の不足リスクを明確にし、無駄な支出を見直すきっかけになります。さらに、老後までの期間がまだ十分に残されていますので資産を形成するための選択肢も多く残されています。
  3. キャリアや人生の計画を整理しやすくなる
    • エンディングノートを書くことで、仕事や人生についての優先順位が明確になります。例えば、「今後どのスキルを習得すべきか」や「次にどんな働き方を目指すべきか」といったライフプランを考えるきっかけにもなります。また、仕事と家庭のバランスを再確認することで、無理なく理想のキャリアを追求できるようになります。

エンディングノートは、ただの情報整理のツールではありません。書き進めることで、自分自身の人生を振り返り、これからの目標を明確にすることができます。人生の折り返し地点とも言われる時期に人生の後半を自分らしく生きるための「未来の設計図」を手に入れることができるのです。

若さがある今だから描ける未来

youthという文字とダンベルの絵でエンディングノートを40代で書くことを促す画像

体力的にも精神的にも「守り」に入る年齢になってから、これからの人生を考えるのでは手遅れになっていることがあるかもしれません。40代はまだ目標を追求する「攻めの姿勢」を持てる年代です。残りの人生でしたいことを考え、その達成に向けて具体的な行動計画を立てられるのは40代だからこそのメリットです。

そして、エンディングノートはその第一歩となる存在です。エンディングノートは、難しそうに思えるかもしれませんが、始めてみると意外とシンプルです。必要なことを少しずつ書き出していくだけで、家族にも自分にも明るい未来が開けます。

「まだ早い」と思わずに、一歩を踏み出してみてはいかがでしょう?

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