【初心者向け】個別株投資を始めようと思った時のおすすめ本5選

『40代向け終活』の専門家、飯塚浩司です。ご覧いただきありがとうございます。

私がファイナンシャルプランナー(FP)だからか、資産運用の相談で個別株投資の相談をいただくことがあります。

「儲かる株教えて!」のようなことを聞かれる方もいますが、そのような質問にはFPの立場上もできませんし、私自身も個別株投資を行ってはいますが、そもそも答えがわかりません。

投資関連のイメージ。個別株投資を始めるための入門書を紹介する記事の導入画像

私はいわゆる「凄腕投資家」さんには、ほど遠いですが、それでも10年程度は投資を継続できていて、収支もいくらかはプラスで推移しています。

なので、この記事では、株式投資を始めたいけれど「何から手をつけていいかわからない」というかたのために、個別株投資を始めるのに必要な基本を学べる、おすすめ本を5冊紹介します。

株式投資を始めるなら、まず「本」を読もう

NISAの制度拡充などで、投資が話題になることが増えていますので、株式投資を始めたくなる方も多いかと思います。しかしながら、株式投資の基本を押さえず、SNSなどの情報を鵜吞みにしてしまうと、大きな失敗につながるリスクがあります。

株価チャートを確認する人のイメージ画像。株式投資の基礎知識を学ぶ重要性を伝える場面

初心者の方におすすめなのは、まず『本を通じて株式投資の基礎を学ぶこと』です。書籍は情報が体系的にまとまっており、SNSやYouTubeのような断片的な情報とは異なり、全体像をしっかり把握することができます。

初心者向け!個別株投資のおすすめ本5選

1. 私の財産告白(本多静六)

技術的なことの前に学んでおくべき、投資に挑む上で重要な「マインドセット」を学べる一冊です。

著者の本多静六氏は、貧しい家庭から努力で東大教授となり、投資を通じて巨万の富を築きました。「入金力」や「利食いのルール」など、資産形成に必要な考え方を理解することで、株式投資の醍醐味も体感できます。

2. ファンダメンタル投資の教科書(足立武志)

企業の財務状況や業績を分析するファンダメンタル分析を基礎から学べます。

グロース株やバリュー株など、株式投資の幅を広げるために必要な知識が網羅されており、初心者から中級者へのステップアップにも最適です。

後述の『株価チャートの教科書』とあわせて、2冊セットで読んでおくことをおすすめします。

3. 株価チャートの教科書(足立武志)

ファンダメンタル分析と双璧をなす分析手法、株価の動きから市場参加者の需給を分析するテクニカル分析を学びたい初心者に、ぴったりの入門書です。

株価チャートの基本的な見方や、人気銘柄を例にした実践的な解説が特徴です。

テクニカル分析に関する著名な本は、海外の投資家が書いたものが多く初心者にはわかりづらいのですが、この本は初めて株価チャートに触れる方でも、迷わず読み進められる良書です。

4. ピーター・リンチの株で勝つ(ピーター・リンチ)

ファンダメンタル分析の名著です。

制約のない普通の生活者のほうが、プロの投資家より有利であるという考えを提唱したピーター・リンチの代表作です。銘柄選びから売買のタイミングまで、初心者が実践しやすい具体的なアドバイスが豊富に掲載されています。

例として出てくるのはアメリカの企業ですが、日本の企業に置き換えて考えるのは比較的容易かと思います。

5. マーケットの魔術師(ジャック・D. シュワッガー)

テクニカル分析を使った投資手法や心構えが詳しく書かれた世界的名著です。

たくさんのモニターに囲まれながら短期的な売買を繰り返す、いわゆる「トレーダー」さんたちの頭の中が覗ける書籍です。

特に「自己規律」の重要性について深く掘り下げており、分厚い本ですが読み物としても楽しめる内容です。

本を読んだら証券口座開設

以上が、おすすめ本5選です。掲載順に読んで頂くと理解が早いように思います。

そして、本を読み終わったら(読みながらでも)、証券口座を開設しましょう。

株式投資をする際には専用の証券口座を開設する必要があります。個人的な意見ですが、投資初心者には手数料が安く「営業されない」ネット口座を開設し、勉強しながら自分で銘柄を選ぶのが良いでしょう。

証券口座の開設をイメージした画像。初心者がネット証券口座を開設する重要性を説明

チャートや値動きの見方には「慣れ」が必要です。また、証券口座内のコンテンツは学習資料としてもかなり参考になります。

こちらも参考までに、私が使っている証券口座をご紹介します。

SBI証券

業界最安クラスの取引手数料と、豊富な機能をそろえた取引ツールが魅力。また、地方の証券取引所で上場している銘柄も売買可能なので、投資手法が変わっても安心です。アプリの充実もおすすめポイントです。

マネックス証券

世間一般的なイメージでは『米国株に強いマネックス証券』のようですが、私は『銘柄スカウター』という企業分析ツールが使いたくて口座開設しました。投資候補の企業の業績などが詳細にわかるので、ファンダメンタル投資に興味がある方に特におすすめです。

すぐに簡単にたくさん儲かる話は無いと思え!

ここまで個別株投資を始める際のおすすめ本と証券口座を紹介させて頂きはしましたが、

本を読んだからすぐ勝てるという程、株式投資は簡単なものでは無いです。

いわゆるビギナーズラックで何回か勝てることはあるかもしれませんが、勝ち続けることは本当に難しいです。

最初は余裕資金で小額から始め『大きく負けない」ことを意識し、経験を積みながら徐々に運用額を増やしていくことをおすすめします。

株式投資の勉強をしているイメージ。投資初心者が失敗しないために学ぶ姿を描写

また、『すぐに簡単にたくさん儲かる』といった話にはついて行かないことも併せておすすめします。

焦らず、一歩ずつ知識と経験を積み重ねることです。本記事で紹介した本で株式投資への理解を深めてから、投資の世界に踏み出してみてください!

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