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東西の緑のたぬき(カップ麺)のパッケージ写真。東日本版と西日本版の2種類。

大阪の嫁様の実家から、西日本版の日清『どん兵衛』は定期的に送られてくるのですが、マルちゃんは好みでないのか送られてきたことがありません。

味の違いが気になったので、わざわざ西日本版の『緑のたぬき』をネットでお取り寄せして、休日のバイト前の息子を巻き込み、東西比較をしてみましたので投稿させて頂きます。(私は埼玉県民です。)

境界は関ケ原

そもそもマルちゃんの『緑のたぬき』が(赤いきつねも)、東西で仕様が分かれているって知ってました?

岐阜県の関ケ原を境界に仕様が変わるんです。関ケ原といえば、1600年に徳川方と豊臣方が対決した「天下分け目の関ケ原」で有名な場所です。昔から、交通や軍事の要所として、関所が置かれていたそうで、「関ケ原の東だから関東。西だから関西」なんだそうです。

岐阜県の関ケ原周辺の地図イラスト。東西の文化の境界を示す。

確かに、大阪の嫁様の実家から、名神高速経由で帰る際、滋賀の竜王辺りから、山がちになってきて、関ケ原まで来ると何となく「関西抜けたな‼」っていう気分になります。

・・・そして「なかなか静岡抜けないなあ」と、そのあといつも思うことになります。

個人的には東西の間に、『中京圏』が入る気がしますが、歴史や地形の影響で、味の文化圏も、東西に分かれて形成されたんですかね。

ちなみに、この境界は、日清『どん兵衛』も同じで、さらに言うと東日本・西日本に加えて北海道仕様も両社展開しています。

東西の「緑のたぬき」見分け方

『緑のたぬき』の東西版は、パッケージにさりげなく違いがあります(これはうどんも一緒です)

緑のたぬきの東日本版と西日本版を横並びに撮影した写真。パッケージの違いがわかる。
緑のたぬきの東日本版と西日本版を縦並びに撮影した写真。パッケージの違いがわかる。

関東バージョンは【TOYO SUISAN】のロゴの横にEASTの(E)が入ってました。関西バージョンには【関西限定】のロゴが入っています。

どん兵衛が東と西それぞれに、わかりやすく『東』と『西』の表記があることを考えると、『緑のたぬき』は東日本版がベーシックで西日本版は特別生産みたいな印象も受けます。

どん兵衛と緑のたぬきの各東西仕様のシェアを示した円グラフ

『緑のたぬき』が関東で圧倒的に強いことを考えると納得がいくような気もします。

・・・ちなみにマルちゃんは日本だけでなくメキシコでもバカ売れしているそうで、お湯を入れるだけですぐできる即効性から、ものごとがすぐ済むことを『マルちゃる!』みたいな言葉で表現するそうです。

食べ比べ

さて本題。食べ比べをしていきます。

東西の緑のたぬき(カップ麺)のパッケージ写真。東日本版と西日本版の2種類。

中身の違い

味をわける原材料表示は・・・

緑のたぬきの東日本版の原材料標記部分の写真
東日本
  • カロリー:482kcal
  • 東日本版にあって西日本版にない原材はありません!
緑のたぬきの西日本版の原材料標記部分の写真
西日本
  • カロリー:485kcal
  • スープにかつおぶし粉末、昆布粉末、昆布調味料、植物油脂まで入ってる

東日本版をベースに、スープに関西定番の『昆布エキス』などを追加した感じなのでしょうか?

・・・3kcal分?

見た目

東日本版の麺のほうが少し縮れがきついかなあと思ったのと、スープの袋の色が西日本のほうが濃い程度の違い。

・・・東日本版のふたにキャンペーンの案内がありましたが、これはロットの問題のようです。

東西の緑のたぬき(カップ麺)のふたを開けた内容の比較写真。

余談

最近はコンビニ仕様というのが存在します!

2024年12月現在は『小えび三昧天ぷら』だそうです。

コンビニ限定の緑のたぬきのパッケージ写真

見た目の『小えび三昧』感は、それほどありませんでしたが、揚げ玉(天かす)が別になっていました。

緑のたぬきの通常品とコンビニ限定品の中身の違いを比較した写真

できあがりは、

東日本版の麺のほうが少し縮れがきついかなあと思う以外は大きな違い無し?

東日本版と西日本版の緑のたぬきのスープと麺の違いを比較した写真。

スープの色は明らかに東日本版のほうが濃かったです!

東日本版と西日本版の緑のたぬきのスープの違いを比較した写真。

食べてみた味の感想です。

完成した緑のたぬき東日本版の見た目比較写真。
緑のたぬき
  • スープ濃いめで、かつおの風味が鼻に抜ける
完成した緑のたぬき西日本版の見た目比較写真。
どん兵衛
  • スープがうすくてしょっぱい

見た目の違いほど、麺の食感の違いは感じませんでした。

スープは、東日本版はかつおの風味をしっかり感じましたが、西日本版は昆布のだしはあまり感じず、ただうすくてしょっぱい印象を受けました。

おまけ

スープの配合は定かではありませんが、飲み干した後のカップには、東日本のほうがかつお節が多く残っていました。出しへのこだわりは公式ホームページでも確認できます。

東日本版の緑のたぬきのスープの濃さがわかる写真。かつお節が残ったカップの底部分も見える。
だしへのこだわり | マルちゃん 赤いきつね緑のたぬき | 東洋水産株式会社

赤いきつね緑のたぬきのだしへのこだわりページです。即席カップめんにおいて、だしは重要な役割を果たします。万人に満足いただけるための研究と試行錯誤、麺、おあげ、天ぷらに絡むだし、粉砕時の粒の大きさ、粉砕時の粒の大きさ、など、こだわりをご紹介します。

・・・ふだん食べ比べの時に「どっちでもいい」という息子が、今回は「東日本版が良い」と言って、ほぼ全部食べてました。

結果

結論、『断然!東!!』

理由は、関東の出身ですし。そば派ですし。『食べ慣れてるから!!』の一言に尽きます。

しかも、西日本版なら「どん兵衛」のほうがスープがおいしい気がします(いずれ西日本版で比較します)

日本地図の上で東西の緑のたぬきが対峙している画像

東日本版のどん兵衛と緑のたぬきで、『緑のたぬきの勝利』

東西のどん兵衛天ぷらそばで『東日本の勝利』

今回、東西の緑のたぬきで『東日本の勝利』ですので

私の好みでは【東日本版の緑のたぬきの優勝】となりました。

東日本の緑のたぬきが優勝している画像

もちろん好みは人それぞれですので、皆様もいろいろとお試しくださいませ!

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