『40代向け終活』の専門家、飯塚浩司です。ご覧いただきありがとうございます。
40代は、仕事や家庭で忙しい日々が続き、自分自身を見直す時間がなかなか取れない方が多いのではないでしょうか。そんな忙しい40代の皆さんにおすすめなのが『物の整理』です。
忙しいと後回しにしがちな「物の整理」ですが、時間を取って取り組むことで、仕事の効率化や気持ちの整理にもつながります。
この記事では、物の整理がもたらすメリットと、キャリアやライフプランをより良くするための具体的な方法についてお伝えします。
物の整理で仕事効率がアップする理由
探し物に使う時間は年間150時間
社会人は1年間で約150時間を探し物に費やしていると言われています。さらに、物が散乱している環境では、探し物に時間を取られるだけでなく、集中力が削がれやすくなります。
この時間を短縮できれば、より多くのことを効率的にこなせるようになるでしょう。
1日の決断の限界は35,000回
1日にできる決断の回数は限界があり、その数は35,000回程度と言われています 。
途方のない数に思うかもしれませんが、忙しい40代の皆さんは毎日無意識のうちに膨大な数の決断をしています。整理されていない空間では、「この書類をどこに置くか」といった不要な決断が増えてしまうのです。
些細な決断が重なると、無意識のうちに脳が疲れてしまいます。この「決断疲れ」を減らすことができれば、本来集中すべき仕事や重要なタスクにエネルギーを注げるようになります。
デキる人たちは意図的に物を減らしてる
集中力を本来やるべきことに対して効率的に使うために 、有名な起業家やアスリートは意図的に物や決断を減らしています。
スティーブ・ジョブズや Facebook のマーク・ザッカーバーグがいつも同じ服を着ていたのも、イチローが毎朝同じものを食べて同じルーティーンをしていたのも、重要でない決断に時間や集中力を奪われないためだそうです。
忙しい40代の物の整理のコツ
若いうちは結婚や出産、転勤といったライフイベントに応じて引っ越しをすることも多いので、強制的に整理や片付けをする機会がありますが、40代になると、今の場所に長く住み続けていて「知らぬ間にモノが増えすぎている」かたも多いかとおもいます。
完璧を求めず、出来る所から始めていくのが良いかと思います。
モノの整理のコツ
- デスク回りなど、取り組みやすいところから始める
- 一度にやりすぎず、短い時間で少しずつ進める
- 思い入れの少ないジャンルから取り組む(例:本や衣類など)
ライフプランにもつながる 物の整理
40代でする物の整理には、他にもメリットもあります。
大切な価値観に気づける
物の整理には「捨てる」という行為が伴います。その際に、これまでの思い出や、今現在の必要性などを加味しながら判断を進めることで、あなたが大切にしていることや、執着してしまっていることに気づくはずです。
実家の整理をすすめやすくなる
自分のことだけではなく、親が住む実家の片付けを考えている方もいらっしゃるかもしれません。
先に自分の物を整理しておけば、物を捨てる時に「どんな気持ちになるか」といったことが分かります。
年をとるほど人は変化を好まなくなると言われます。親御さんの気持ちに寄り添うことができれば、実家の整理もしやすくなります。
大切な人には大切な物を伝えておこう
趣味にまつわるものやコレクションなどは、あなたにしかその価値がわからなかったりします。あらかじめ大事な物の価値を伝えておくようにすれば、間違って捨てられたり存外に取り扱われることは減るでしょう。
物と心の整理にエンディングノートを!
物の整理を進める中で、「自分にとって大切なものは何か?」を考える時間を持つことができます。
この気付きを書きとめて置くことで、これからのライフプランにつなげることができるのが「エンディングノート」です。
エンディングノートは、大切な人に資産状況などの「物」の情報を伝えるだけでなく、自分自身の「心」を整理し未来を前向きに考えるためのツールとしても活用できます。
エンディングノートで物と心の整理をすることで、気持ちがすっきりし、未来への不安が軽減されるだけでなく、目標に向けた具体的な行動が取りやすくなります。
40代は、キャリアの転機を迎えたり、家族の形が変わったりと、ライフスタイルに変化が訪れる時期です。物の整理をきっかけに、自分のキャリアや生活全体を見直してみてはいかがでしょう?
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